PC Watch経由
笠原一輝のユビキタス情報局 iPodショックから日本企業は何を学ぶのかが掲載されています。このコラムの「●一部の不心得もののために」、「●日本メーカーが足踏みしている間にアップルにさらわれてしまった“iPodショック”」はまず、御一読をお薦めします。
引用すると
以前であれば、ポータブルプレーヤーの代名詞は、“ウォークマン”だった。言わずとしれたソニーのブランドだ。それが、去年から今年にかけて急速に“iPod”に変わりつつある。ソニーがネットワークウォークマンという“ウォークマン”の後継を出しているのにである。
なぜ、ネットワークウォークマンが受け入れられなかったのか、それはソニーの幹部が認めているとおり、サポートするコーデックの著作権保護(DRM)を厳しくしすぎたため、ユーザーにそっぽを向かれたからだ。
しかし、そんなことになる前に、もっと緩やかな著作権保護を採用するなどの選択肢はなかったのだろうか? おそらく、ソニーの関係者も心の中では「こんなモノだめだ」と思っていたのだと、筆者は思う。実際、筆者もある機器ベンダの社員に「こんなのじゃ受け入れられないと思いますよ」と何度も言ってきた。そうした時に、機器ベンダの関係者から帰ってきた答えは「それはよくわかっている、でも駄目なんです」というものだった。
駄目だとわかっているのに、できなかったのだ。なぜかと言えば、レーベル側が強行に駄目だと言い続けてきたからだ。
その結果起こったことは機器ベンダにとってもレーベルにとっても不幸なものだった。日本の機器ベンダは、日本のユーザーにそっぽを向かれ、米国のベンダに市場を持って行かれてしまった。そして、日本のレーベルはどうなったか? “CCCD”という悪あがきをして、その結果さらに売り上げを落とし、結局やめざるを得ない状況に追い込まれた。
日本の機器ベンダとレーベルにとっての悪循環に陥ってしまった、これがオーディオの世界で起きたことだ。
推測ですが、笠原氏も文化審議会著作権分科会(第15回) を傍聴されたのでは無いでしょうか?
又、
このコピーワンスの仕組みも、言ってみれば、この包丁の例と同じことだ。デジタルコンテンツは確かにコピーが容易で、悪用される可能性がある。しかし、その一部の不心得者のために、コピーが禁止となり、ユーザーの利便性を損なっている。やはりこれはおかしいのではないだろうか。本来であれば、コンテンツを持っている側や国家権力などが、その不心得者を取り締まるべきであり、それができないからといって、その責任をユーザーに対して押しつけるべきではない。
という件は諸手を挙げて賛成してしまいます。
自分もこのBlogの他にWebを運営していますが、中にはそのコンテンツを無断でパクる輩もいるので、そう言う輩に対して民事裁判一歩手前迄行った事もあります。しかし、そんな輩はホントに少数で普通の人はそんな事しません。自分もある部分では著作権を主張しますが、現行、又今後起こりうるであろうガチガチに固めまくった著作権法がどんな弊害を産むのか? これは前述のオーディオの世界と同じ轍を踏むのでは無いでしょうか?
去年のJASRACのシンポに行った時にどっかの省庁の課長は世界でも有数の法律だ、みたいな事を豪語していた記憶があるのですが、消費者不在で誰も買わなければ業界も消費者も悪循環に陷ってしまうのではないでしょうか。コンテンツにしろ、パッケージにしろ、消費者が買わなければ意味が無いでしょう。気に食わないのはやはり一部の不心得者の為にちゃんとコンテンツなりパッケージを買っている人達がとばっちりを受け、ユーザー=悪者という近視眼的な見方しか出来ない業界等の体質にも問題があると思うのですが・・・最後に笠原氏は
では、現代はどうなのか。機器ベンダの経営者は、今まさにそれを問われているのではないだろうか。iPodショックから何かを学びとるのか、それとも映像機器でも同じ過ちを繰り返すのか……我々は今まさにその分水嶺に立っているのだ。
とまとめています。
posted by Tonton at 07:50
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著作権関係