Where is a limit? > 2006年03月

2006年03月14日

コンテンツ専門調査会(第7回)議事録発表

 知的財産戦略本部経由コンテンツ専門調査会(第7回)議事録が2006/03/13段階で発表されていました。あっ、ちゃんと中山先生が本部員として出席されていますね。

気になる部分を引用させて戴くと
依田委員 「(提言3)ユーザーが豊かなコンテンツを楽しめるようにする」ための「解決策」の「(2)音楽用CDにおける再販売価格維持制度の見直し」についてですが、音楽ソフトの持つ特性、または我が国の再販制度の歴史的背景、存在意義等をいろいろ考えてみますと、今回まだまだ関係業界、諸団体等との十分な検討がなされたとは思えませんし、もっと細かく問題点の整理がなされ、デジタルコンテンツ分科会において、再販価格維持制度の廃止を示唆する提言を盛り込む段階で、もう少し細部にわたった検討が必要ではなかろうかと思っております。
 それは資料を御一読いただければと思いますが、今すぐに廃止を論議するというのは、ちょっと時期尚早ではなかろうかと思います。当コンテンツ専門調査会でも論議をする環境下にあるのかどうか、それも含めて、できればこの問題については、もう少し様子を見てからにしていただきたいということが、業界としても声が上がってきております。これは決して業界の援護ではなくて、専門調査員としての私の意見として御報告申し上げたいと思います。
 ・・・果たして業界の援護意見だと全く思ってない人が何処にいるんでしょうかね〜〜?:-P

 それに対して中山先生が意見を仰言っています。
 気になる部分を引用させて戴くと
中山本部員 11ページのレコード再販の問題について、一言私の意見を申し上げたいと思います。
 私はこの文章は、是非このまま残していただきたいと思っております。
 レコードの再販につきましては、恐らくそういう制度をとっているのは、世界で日本だけだと思いますし、また、一昨年の著作権法改正で、いわゆるレコードの管理防止措置、つまり安いレコードが日本国内に入ってこないような措置を取りました。国内的には再販で価格を維持し、国際的な競争もしないという、世界でもまれに見る状態に置かれているわけであります。こういう状態が、果たして日本の文化を守るために必要なのかと、そんなに素晴らしい制度なら、なぜ世界がまねをしないのか。現在、本当に日本のレコード産業は、世界に冠たる産業になっているのか。世界一高いCDを買わされている日本のユーザーは、本当に世界一ハッピーなのか。そういうところから、私は考え直さなければいけないと思います。
 アメリカよりも産業規模が小さいわが国の音楽産業、それに対してレコード会社はアメリカの何倍もあるという、言わば過当競争の状態にあるわけです。この護送船団方式を維持していくためには、やはり再販制度は必要だろうと思うわけでありますけれども、しかし、再販制度を維持してやっているうちに、実はもう大きく流れが変わってきている。
 例えば、インターネットを通じた音楽の配信などのように、再販などには全く関係ない世界が出現しつつありますしたがって、再販制度で利益を得て、企業は現在はいいかもしれませんけれども、これに溺れて合理化をしないと、そのうち大きな崩壊が始まるのではないかと私は考えています。
 そして、この問題は、決して唐突に起きたのではないわけでして、もう何年も前から公取でさんざん議論しておりますし、独禁法学者あるいは産業構造論の経済学者の間でも、さんざん議論をし尽くしているわけであります。
 知的財産戦略会議の時代から、再販については直接書いてありませんけれども、競争政策が大事であるということは述べられておりますし、また知財基本法にも、競争法のことは書いてあるわけです。したがって、私は日本の音楽産業の合理化のために、むしろこの議論を始めるのは、遅過ぎるという感じすらするわけです。したがって、私は11ページのこの条項は、残していただきたいと考えております。
 ・・・流石、中山先生です。自分がまとめられなかった事、モヤモヤしていた事、全てを代弁されている感じです。

 そう、輸入権+再販制度という二重保護で世界一高いCDを買わされている日本のユーザーは、本当に世界一ハッピーなのか。答えは否です。実際問題、中国では正規の邦楽CDが約400円で売られている。日本では3000円なのに、この価格差は何なのか?3ヶ月しか期間限定で安くしないくせに、恒常的に安く販売している様な物言い、日本のユーザーはハッピーではありません。そして競争法から見た見地。保護制度に守られて満足にアジア進出も出来ず、目先の利益しか考えない業界。歪んでいると思います。

 この様な状態では知的財産基本法の施行の状況及び今後の方針について の今後の施行の方針の1.国際的な展開、及び、5.コンテンツの振興の競争の部分と業界の近代化・合理化により、コンテンツ振興を図る。と言う部分に合致しないのではないでしょうか?

 それに対して
依田委員 中山本部員のご発言は、もう重々承知しておりますので、関係産業界・諸団体と、是非もう少し詰めた打ち合わせをしていただければと思います。私は委員として言っているわけでございまして、業界の代弁でもありません。よく一度関係者の意見を聞いていただきたいと思います。
 ・・・一言、くどいです。

 この議事録は必読かと思います。荒井局長が言っている様に「具体的な御意見として、知的財産推進計画2006、これから検討に入るわけでございますが、そちらの検討に反映していく予定でございます。」とある様に現在募集しているパブコメと密接な関係があると思いますので。

 関連リンク第13回知的財産戦略本部議事録公開
 コンテンツ専門調査会(第7回)議事次第発表
 著作物再販制に疑問を持つためのサイト経由海外主要国の再販制度>この表を見ても分かる通り音楽CDの再販をしているのは日本のみです。
 エンドユーザーの見た著作権さん経由知財戦略本部・コンテンツ専門調査会(第7回)──「業界の代弁」とボディブロー
posted by Tonton at 12:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 知的財産関係

2006年03月14日

輸入差止申立に係る対象レコードリスト更新

 社団法人 日本レコード協会経由「輸入差止申立に係る対象レコードリスト」が2006/03/14に更新された様です。新たに変更されたのは
ビクターエンタテインメントの
Toiの「Toi」の大韓民国を申立て予定から受理済みに変更、

どうやら条文も読まず漢字も読めないらしいポニー・キャニオン
藤木直人の「COLORMAN」の大韓民国を申立て予定から受理済みに変更、

 これで申立て予定は378タイトル、受理済みが211タイトルで申立予定と受理済みの合計は589タイトルです。
posted by Tonton at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 輸入差止申立情報

2006年03月14日

Toiの「Toi」が受理済みに

 ビクターエンタテインメントの
Toiの「Toi」の大韓民国が申立て予定から受理済みに変更になりました。申立予定日は2005/12/08なので約96日で受理された計算になります。
posted by Tonton at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 輸入差止申立情報

2006年03月14日

藤木直人の「COLORMAN」が受理済みに

 どうやら条文も読まず漢字も読めないらしいポニー・キャニオン
藤木直人の「COLORMAN」の大韓民国が申立て予定から受理済みに変更になりました。申立予定日は2005/07/05なので約252日で受理された計算になります。
posted by Tonton at 11:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 輸入差止申立情報
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