Where is a limit? > パブリックコメント > 還流盤、輸入権に反対するパブコメ

2006年01月06日

還流盤、輸入権に反対するパブコメ

 いつも通りこれを叩き台にするなり、そのままコピペするなり自由にして下さい。
 このエントリーは著作権を私、Tontonは完全放棄しますので、そのままコピペするなり、二次改変するなり、勝手にやって下さい。今回は長いので続きの方に書いてます。
 送り方は知的財産基本法の施行状況に対する意見募集の
3.ご意見提出先
知的財産基本法の施行状況に対する意見募集をクリックして送れば5分かかりません。

 後、これは※文字化けを防ぐため、半角カタカナ、丸数字、特殊文字は使用しないでください※とある様に機種依存文字は使わない様にした方が宜しいかと思います。自社の宣伝も勘弁ね。アレ見て誰もが「こんな所にぜってー発注しね〜〜」と誰しもが思ったでしょうから。

 では行きましょうか。

(1)知的財産に係る各種の施策が、知的財産基本法の趣旨及び規定どおり、実施されてきたか。特に、知的財産推進計画に基づく施策は、計画どおり実施されてきたか。
に付いて意見を言いたい。

 知的財産推進計画2005の第2章 知的財産の保護の2.模倣品・海賊版対策を強化するの2.水際での取締りを強化するの(1)侵害判断・差止めを専門的かつ簡便・迅速に行う制度を確立する、について。

 これは2004年散々騒がれた還流盤等の輸入権・輸入差止申立に係る対象レコードに付いて言えば全く遂行されていない。

理由 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/05.october/05102001.pdf
音楽用CD等の流通に関する懇談会(第2回)議事録等の公表について(pdfファイル)
と言う2005/9月に公正取引委員会で行われた議事録だが、これの11ページの岸井委員とJASRACの沼村委員の発言を見ると「現実の問題として、CDなどの録音物の通常の流通がスムーズにいってないと いうのは矢島さんがおっしゃったとおりです。」という発言がされている。

 又、13ページの中国のピーターバラカン氏の発言に対しても沼村委員は「具体的に何年計画とか,そういうことは現在のところはまだ出ていません。」と発言している。つまりこの発言内容から導かされる事は2005年の9月の段階で何もしていない、という印象を受ける。

 又、17ページの生野委員の発言では「各社で手続をしておりますので、詳細についてはつかんでおりません。」と言う杜撰さである。

 そして、21ページの中山委員の発言が端的に物語っているのではないか。22ページ目〜23ページ目に付いては集計も出来ず、生野委員の発言に現実性、つまり、データからこれこれこういう被害があった、という物は全く見当たらない。23ページの水原会員の問いに対して生野会員は「数字に関して実情を報告しますと、アジアの音楽市場が非常に悪いということがあります。」と発言している。

 又、アジアにおける日本の音楽市場の進出という見地から考えると、日刊スポーツの2005/12/26のニュースでタッキー&翼が4カ国語でシングル発売とか、あるが、ニュースになる程の物である以上、現実としてアジアへの進出はあまりされてない、と考えられるのが妥当であろう。つまり、日常茶飯事としてアジアへの進出がなされているのであればニュースにもならないと考えるのが自然であると思われる。

 そして、24ページ目の矢島会員の「私どもは皆さんの作ったものを売らせていただいてますが、皆さんが国内マーケットの予測をしますね。この6年間、外れっぱなしですよ。この6年で国内マーケット規模は半分になってしまいました。だからといって図1のとおりにいくかいかないかということに結び付けるつもりはないのですが、予測はあくまでも予測であり、挑戦目標である。」と言うのが物語っているのではないか。

 2004年の三菱総研の「2012年に7019万枚の邦盤のアジアでの売上が見込まれ、そのうち18%が還流するという見込みを発表しています。1263.42万枚が2012年ということになります。」という物も只の予測にしか過ぎない。そして、「6年間外れっぱなし」なのにこの見込みが当たるとは到底個人的には思えない。

 又、25ページ目の生野委員の「経済成長率がアジア、特に中国では非常に高く、経済成長率が高くなれば音楽需要も高まるだろう。」と言う発言も単なる予測・憶測である。

 26〜27ページ目の矢島会員、岸井会員、中山先生の遣り取りも注目すべきであろう。矢島委員の「日本はなぜ並行輸出しないのかな。」の問いに対し、岸井委員の「高いからですよ」という遣り取りが全てを物語っているのではないか。

 それは28ページの岸井会員の「自業自得」意見からも納得出来るものである。そして、30ページの高野会員の意見が全てを集約している物であると考える。

 一方、社団法人日本レコード協会の「輸入差止申立に係る対象レコードリスト」だが、出鱈目極まりない。
例を挙げると東芝EMIが「Love For NANA Only1 TRIBUTE」を2005/04/21に申立予定に入れたがその後、
 2005/06/07にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/05/下旬から2005/06/下旬に変更、
 2005/06/23にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/06/下旬から2005/07/中旬に変更、
 2005/07/25にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/07/中旬から2005/08/上旬に変更、
 2005/08/03にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/08/上旬から2005/08/中旬に変更、
 2005/08/30にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/08/中旬から2005/09/下旬に変更、
 2005/09/29にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/09/下旬から2005/10/下旬に変更、
 2005/10/28にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/10/下旬から2005/11/下旬に又伸ばす、
 2005/12/02にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/11/下旬から2005/12/下旬に又伸ばす、
 2005/12/29にマレーシアの現地発行(予定)日を2005/12/下旬から2006/01/下旬に又伸ばす、

 と言う様に2005/12/29時点で合計9回も伸ばしている。このデータからは受理済みにするつもりは全く感じられず、只リストに掲載しているだけである。

 又、2005/10/25にはレコード会社VAPがタテタカコの「そら」の香港、台湾、シンガポールをいきなりリストから削除した。これは還流防止措置を行使するに当たっての実務上の留意事項等について(通知)
http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/kanryuu_ryuuijikou.html

(2)対象リストからの削除
 輸入差止申立ての前提となっている国内頒布目的商業用レコードが廃盤となり、当該申立てを取り下げた場合や、本措置の対象期限を経過した等の場合は、上記第3の2の(1)のアの状況表示において、その旨を表示することが必要となるが、これらの場合において、当該表示をした日の翌日から起算して少なくとも30日を経過した後でなければ、当該国外頒布目的商業用レコードの輸入差止申立てに係る情報を対象リストから削除しないようにすること。

 を明らかに無視した法律違反である。又、発行又はライセンス国等も未定やら現地発行(予定)日はころころ変わるし、本当にちゃんと調べて掲載しているとは全く思えない。

 自分が数えた所、申立予定タイトルは2005/12/29時点では申立て予定は347タイトル、受理済みが162タイトル、取下げ済みが1タイトルで申立予定と受理済みと取下げ済みの合計は510タイトルである。税関では86件になっているがこれは国毎にまとめていなく、見にくい事この上無い。

 この表は一見しただけではもう、何が何だか分からない状態になっている。この中では限りなく洋楽であると思われるグレーなタイトルも入っている。(LADY KIM等)

 又、税関員の人手不足も考えなければならないだろう。海賊版、模造品の水際での差止を真剣に考えるのであれば、還流盤輸入権は廃止するべきである。これだけレコード会社がいい加減で、経済的な被害が不透明、曖昧、或いは減少している事実を鑑みると還流盤輸入権の行使は無意味である、という結論に達する。

尚、
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents/dezitaru2/2siryou2_1.pdf

の200番の意見は自分が出した物では無いが全面的に支持する。以上。
posted by Tonton at 16:59 | Comment(0) | TrackBack(1) | パブリックコメント
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのTrackBack URL
※リンク無し、広告・宣伝目的のTrackbackは独断で削除する場合があります。

※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
知的財産基本法の施行状況に対する意見募集
概要: The Casuarina Treeさんとこより。 またまた首相官邸からパブコメです。 来年1月6日午後5時まで。 知的財産政策に関して思うことを書けばOKみたいです。 著作権70年延長反..
Weblog: ふっかつ!れしのお探しモノげっき
Tracked: 2005-12-27 23:12
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。