INTERNET WATCH 「著作権法改正は“大技”ではなく“中技”で着々と」文化庁吉川氏
「音楽はネット配信でかなり変わるが、当面はCDと並存」レーベルゲート高堂氏
音楽ネット配信の普及は「CDよりもメリットが感じられるか」が鍵に
ふっかつ!れしのお探しモノげっきさんの方がより細かくフォローしているのに対し、INTERNET WATCHの方はかなりはしょってますね。
ちなみに、パネル・ディスカッションの方ですが、走り書きに依ると株式会社に・よん・なな・みゅーじっく
代表取締役 丸山 茂雄氏の冒頭発言でに・よん・なな・みゅーじっくの由来はレコード会社が渋谷や青山の246通りに集中しているので、裏道を行こうという事で247とした事、丸山 茂雄氏のお父さんだったと思うのですが、あの村山ワクチンの人で、自分は医学の道では無いが、音楽の道で人々を助けた、と冗談交じりに言ってて、まず、紹介の掴みはVery Goodって感じでした。株式会社レーベルゲート代表取締役社長 高堂 学氏は第一部の講演でHDDウォークマンを出していましたが、やっぱ、MORAをやっている人がiPodは出せね〜だろ〜、という走り書き。このディスカッションで、明言はしていなかったのですが、MORAとiTMSが事業提携する可能性はあるのでは無いかな〜〜と思っていました。コーディネーターの成蹊大学法科大学院教授/弁護士 安念 潤司氏はやはり教鞭を執っているせいか、兎に角話術が長けていて、あの短い時間の中でそれぞれのパネラーの長所を引き出し、うまく進行させて行くのは流石、としか言いようが無いです。社団法人音楽制作者連盟 理事長 糟谷 銑司氏は兎に角和服が渋い、というミーハーな感想です。そして、津田さんはもう自分が思っている事とか、消費者側の立場としての発言をされていて、うんうんと頷いたり、小さくガッツポーズ出したり、やっぱ、津田さん最高〜〜って思ってました。
このディスカッションに参加したパネラーやコーディネーターも含めてほんと〜〜に音楽が大好きなんだっっっていう想いがひしひしと感じられました。そして、これからの時代はこの人逹がリードしていくんだろ〜な〜と朧気ながら思っていました。
未だ、音楽配信は日本では手探りの状態。消費者の意見を聞かなければ折角考えたビジネスモデルも頓挫してしまいます。料金は勿論の事ですが、自分が重視するのは支払方法です。クレカだと持っていない、又は持てない中高生は音楽を聴けなくなるのか? パソコンを持たないと音楽配信の恩恵に与れないのか? そういう意味ではCDというコンテンツパッケージの存在も必要だと思いますし、やはり共存なのかな?って思ってしまいます。
高堂 学氏が第一部の講演でアトム化からビット化へ、という講演をやっていて、アトムが手紙、ビットが電子メールという非常に分かり易い説明をされて戴いていたのですが、確かにメールは便利だし、殆どの連絡やコミュニケーションツールとして自分も殆どはメールで済ましています。だからと言って手紙が駆逐されるか?と言うとそうでも無く、年賀状や年賀状作成ソフトが売れているのを見ると、一概には言えない感じもします。
そして、ターゲット層として考えなければならないのはこれから増える事が確実なシニア世代。彼等の様な年代層が音楽を聴かないか?と言うとそうでも無く、寧ろ年金で悠々と暮らしている人達もいるので、趣味とかにかける金額は半端じゃないです。中には通販大好きって感じでアマゾンでクラッシックやJAZZのCD買いまくりっていう人もいます。ミリオンセラーを気にするレコード業界の人達は、そう言った一過性の人達を気にするよりは寧ろ年間に何百枚もCDを購入する人達のニーズに応える方がビジネスとしても美味しい、と言ったら語弊がありますが、その様な消費者層の声を聞く事が肝要なのではないか?と思った次第です。